#51 長期優良住宅は認定を受けたらそれで終わりではありません!

理想の家づくりのためのお役立ち情報として
なるべくわかりやすく、かつ専門的に
プロの視点から様々な情報をお伝えしている#シリーズです。

ご質問・お問合せは
ぜひメールでお気軽にリクエストください!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

以前にもこのブログ#5でご紹介した「長期優良住宅」

今回は、
長期優良住宅認定後のアフターケアについて紹介します。

 

これからの時代、注文住宅を建てるのなら、
長期優良住宅にしたいと考えている方も多いかと思います。

長期優良住宅の場合、
認定を受けたらそれで終わりではなく
維持保全計画書を元にした「定期点検、調査・修繕・改良」が
法律で義務づけられているのです。
(この維持保全活動を怠ると、「長期優良住宅」認定が取り消されたり補助金返還を
求められる可能性があります)

 

この「定期的な点検」をデメリットとして考えるような
HPの情報サイトもみかけます。
確かに、手間と費用がかかるので、その一面だけをみると
デメリットとして感じるかもしれません。
ですが、長期的に見れば、メンテナンスのおかげで得られる
メリットの方がはるかに大きいと思いませんか?

住宅を長持ちさせるためには、
どんな優れた住宅でも、
定期的な点検・補修などの維持管理が必要なのです。

※住宅メーカーには、定期点検の制度がある場合が多いので
それを上手に利用するのも良い方法だと思います。

ここで参考までに
法律で決まっている主な内容をあげてみます。

◆点検が必要な部分
 ○構造耐力上主要な部分(基礎、土台、壁、柱、小屋組、梁、筋かい等)
 ○雨水の侵入を防止する部分(屋根、外壁及びそれらに設ける開口部)
 ○給水設備・排水設備(給水又は排水の配管設備)

◆点検期間は、建築後、30年以上行う

◆点検頻度は、少なくとも 10 年毎に行う

◆点検結果を踏まえ、必要に応じて修繕等を行う

◆地震及び台風時に臨時点検が必要

◆住宅の劣化状況に応じて、維持保全計画の見直しが必要。

なお、住宅の性能を保つために点検時に問題が見つかった場合は、
必ず修繕または改良する必要があります。

そして、実施したすべての点検・修繕・改良の内容は
調査記録として保管し、次回の点検に役立てます。

長期優良住宅は、
本来のスペックの高さに加えて
点検や修繕が定期的に義務として行われるため、
いつまでも安心して暮らし続けることができるのです。

 

 

では、「一般的な住宅」ではどうでしょう?

点検や修繕、リフォームを行うのは「所有者の意思!」
ということになってくるので

例えば・・・
修繕の必要が生じていても、リフォームをせずにそのままにしておくことも自由です。

もし、点検や修繕を怠ると・・・
住み続けるうちにだんだん傷んでいる箇所が出てきて
気が付いたころには、大規模な修繕工事が必要になっているかもしれません。
(一般住宅の中には住宅の長寿命化を考慮していないものもあります)

一般住宅では、このようなこともあって寿命が短くなりがちです。

結果として、長期優良住宅の定期点検や補修の費用よりも
大規模リフォームやリノベーション建て替えなどで
はるかに多額な費用が必要にる可能性が高いのです。

 

なにより、家族の夢と理想を形にした大切な家が
長持ちしない家になってしまうと悲しいですよね。

長期優良住宅は、資産価値の面でも
しっかり維持管理がされているという記録が残っているので、
住み替え時や売却時に、建物の価値が高く評価される可能性があります。

住宅の費用を考えるときには長期的な視点も大切です。

将来的な費用のことまで考えて
生涯安心して長く住むことができる住宅を選びましょう!

この記事を書いた人

staff-A