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#20 気密のお話し

理想の家づくりのためのお役立ち情報として
なるべくわかりやすく、かつ専門的に
プロの視点から様々な情報をお伝えしている#シリーズです。

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今回は高断熱・高気密「気密」のお話です。

「気密」という言葉の雰囲気から、
時々お客様から「息苦しくなるので、うちは高気密でなくていいです」と言われることがあります。

前回 #19「長持ちする家」との関係でもお話しましたが
「気密」というのは材木の寿命すなわち家の寿命
とても関係が深く大変重要なものなのです。

では、そもそも“気密”とは?ということからお話しましょう。

気密とは、生活空間と外部の壁の内部、床下(床下断熱の場合)や小屋裏空間を隔てるものです。

そして気密施工は、床・壁・天井と繋がっていなければいけません。

私たちは、それを“気密ライン”と呼び、空気が漏れないように注意して施工し、
気密測定をして空気の漏れを最小限に抑えるよう確認します。

近年外壁は、気密された断熱材が詰まった壁で造り、その外側に防水透湿シートを貼り、
さらにその外側に大体18mmくらいの通気層という空気の通り道を作り、外壁材(サイディング)で仕上げます。

ではここで、わざわざ作った「空気の通り道」どういう意味があるのかを説明していきます。

外壁に陽が当たると通気層の空気は温まり、上へ動いていきます。
その時に、防水透湿シートが外壁内部の水蒸気だけを外部へ放出する働きをしてくれます。
これによって建物内部の柱などの材木は、徐々に乾燥していくという仕組みになっています。

では、きちんと気密していない場合、どうなるかというと・・・

毎日の生活で発生する室内側の水分が壁の中へ入っていき、
壁内結露の原因となります。

せっかく通気層が働いて水分を外へ出しても、
追っかけて水分を壁の中へ入れていくわけです。

これが壁内結露となり、材木を腐らせる原因となっていきます

近年では建物を建てる際、換気計画をして、24時間ずっと空気を入れ替えることが義務化されています。
これは2時間に一回、家全体の空気がすべて入れ変わる風量を計算して実行しているものです。
そしてこれを実現するためには、気密が取れていることが前提条件です。

「気密がしっかりしていないと、家の中の空気が漏れたり、逆に外の空気が入りすぎたりする」という事です

気密がしっかり取れていないと、外の湿った空気が外壁内に流入することもありますから、壁内の状態が良くないことになります。

こういった意味もあり、気密はしっかりと施工することが大切なのです。

そして、気密をとるための気密施工後、気密測定をしますが、この気密測定の結果は、C値という数値で表されます。
これは床面積1平方メートル当たりの隙間相当面積です。
このC値が小さいほど気密性が高いということになります。

たとえば、C値が3㎠の100㎡(約30坪)の家があるとしたら、
300㎠の隙間があるということになります。
つまり、窓も玄関も開けていない状態でも、
1.73㎝×1.73㎝の穴がその家にはあるということです。

気密測定の様子

小さいほど良いC値、どのくらいから大丈夫な数値といえるのか?というと・・・

私は最低でも「1㎠以下」の住宅をお勧めしています。
私が監理する家は0.5㎠以下を義務付けて施工させています。

仮に測定すらしていない住宅は、まず、お勧めしません。

気密施工の計測の際、1㎠前後の結果が出ることがあります。
先ほども言ったように良くない数値ですから、
その時は原因を追究して是正や補修を行い、良い結果が出るように対策をします。

この#シリーズのブログでも何度も登場する「気密」
みなさんが、家づくりを始めるあたって、
あまり注目度高くないキーワードかもしれません。

ですが、建物のクオリティを考えるとき
本物を見極められる本当に大切なポイントになります。

気密測定をはじめ、C値などもしっかり確認して
金額に本当に見合っていると言えるいい家、そして誠実な建築家に巡り合うための選択基準のひとつなればと思います。

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