#8 直下率と耐震等級のお話し

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今回のテーマはより専門的な「直下率」のお話。

「耐震等級」に加えて知っておくと安心な「直下率」
設計士でも見落としがちなポイントなのです。

地震に負けない家をつくるためには大切な内容ですので
専門的な内容や用語が多くなりますがまずは読んでみてください!

以前「耐震等級3」が最も強い等級と前回ご説明しましたが
耐震等級の考え方 #7 耐震等級の考え方 – シセイハウジングオフィシャルwebサイト (shiseihousing.com)
もう一つ気に留めてもらいたいのが「直下率」
住宅の強度に影響する大きなチェックポイントです。

直下率とは、
“1階と2階の柱や壁がどの程度の割合で上下重なりあっているか”
というものです。(上の図を参照)

近年の建物は、通し柱(1階から2階へ1本で貫いている柱)は4隅のみだったり、通し柱が無い住宅もあります。

直下率には各社で、
「柱だったら60%、壁だったら55%」など、目標値があると思います。
もちろん「目標値なし!」や「そもそも知らない」といったところもあるので、まずは、住宅会社の担当者に何気なく聞いて確認してみましょう。

直下率を意識して、できるだけシンプルな構造のデザインをすすめる会社もありますが、決して間違いではありません。

写真①筋交い

写真②耐力面材

最近は筋交い(写真①参照)を使用せずに、
耐力面材(写真②参照)を使用する会社も多く
これは、それぞれ建物が倒れたり、ゆがんだり、ひねったりしない為の大切なものです。

耐力面材工法は筋交い工法に対してコストは上がりますが、
耐震性能を上げるには効率が良い工法です。
また、外壁に断熱材がムラなく充填しやすいというメリットもあります。

他にも、床材の下地に24mmの剛床という合板を使用するところも多いです。

この剛床、床の施工をしやすくするという大工さんへのメリットもありますが、水平合面という建物の強度を上げる大切な働きもあります。
おそらく、耐震等級2以上にしようとすれば、必然的に採用する建材になります。

このように、住宅は強度を上げるために様々な建材や工法を用います。
それぞれメリットやデメリットがありますが、
最終的には頑丈な家、家族を守るための家づくりのためです。
妥協せずに、しっかりチェックしましょう。

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