#147 持ち家か賃貸か。どっち向いてる?
木の質感の和モダン住宅
大きな屋根のお洒落な外観と
「無垢材×漆喰」の自然素材でつくる温かみのある室内。
どこか懐かしく、どこか新しい。
そんな住まいをご提案。
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理想の家づくりのためのお役立ち情報として
なるべくわかりやすく、かつ専門的に
プロの視点から様々な情報をお伝えしている#シリーズです。
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家は購入すべきなのか?
賃貸に住み続けるべきか?
どちらがメリットが大きいか、
経済的にお得なのか・・・
よく議論になる話題です。
個人の経済状況や求めるもの、様々な条件によって異なるので
基準点がなく、結論が出ないというのが実際のところではないでしょうか。
単純比較ができない住まいの場合
判断の材料として「メリット」「デメリット」があります。
家と持つことのメリット・デメリット。
賃貸で過ごすことのメリット、デメリット。
それが自分の生活スタイルや暮らし方の理想、
20年後、30年後のライフプランにどちらがより「合う」のか。
メリット・デメリットを理解することから考えてみるのも
ひとつの方法です。
■持ち家のメリット/デメリット
持ち家の魅力(安心材料)のひとつが「自分の資産になる」という点。
住宅ローンの返済が終われば、毎月の負担が軽くなり、
条件によっては売却で利益が出せることもありますので
年齢を重ねて、介護施設への入居資金に充てたり、子供へ資産として残したり
可能性が広がります。
もう一つの大きなメリットは、好みやライフスタイルに合わせた家に暮らせること。
家族のライフスタイルに合った暮らしやすい家で
時間を重ねていけることです。
一方でデメリットとして大きな点は「経済面」です。
住宅ローンを組んだ後は、収入に大きな変化があると対応しづらく
転職や様々な経済事情の変化が大きな負担となる場合があります。
<主なメリット>
・自分の資産となる(賃貸にも出せる)
・ローン完済後の経済的負担が軽くなる
・毎月の返済額相当の賃貸住宅に比べ住まいのグレードが高い
・間取りや住宅性能を選択できる
・リフォームなどライフスタイルに合わせら変更が可能
・万が一の時の安心(保障制度を利用できる・団信保険・死亡/三大疾病など)
<主なデメリット>
・住宅ローンの負担・プレッシャー(収入の変化への不安要素)
・住宅の修理/維持管理費(修繕・改修)が自己負担
・固定資産税がかかる
・転勤/生活環境の変化への対応に負担が大きい
■賃貸のメリット/デメリット
賃貸住宅の代表的なメリットは「手軽に引っ越しができる」こと。
転勤が多い、いろんな街に住んでみたい
同じところに長くとどまりたくない・・など変化が多い人、変化を求める人には
向いているライフスタイルかもしれません。
経済的に不安定な状況にも、賃料に合わせて引っ越すことで対応できるため
大きなローンを背負うプレッシャーも無く
逆に、収入が高い場合は一時的・長期的にでもハイクラスの物件に住んでみるという
チャレンジも手軽にできますね。
一方で持ち家と比較して
おおきなデメリットとなるのが
ずっと家賃を支払が続いていかなければいけないということです。
物件によって、契約更新も数年ごとに発生し
定年後などは、転居・契約の際の条件が厳しくなっていきます。
加えて、万が一、契約者が死亡したり、高度障害や疾病によって
収入が減った場合でも、家賃は変わらず発生していきます。
もし、住宅ローンを利用して持ち家を取得していれば
このような場合、
ローンは保険で完済され(保険内容によります)
残された家族には、しっかり住まいが残される安心感があります。
<主なメリット>
・引っ越しが手軽にできる
・収入の変化併せて住まいを選べる
・家族構成の変化に対応しやすい
・修理費/改修費用の負担がかからない
<主なデメリット>
・生涯家賃の支払いが続く
・面積の広い物件は家賃が高額になり物件数も少ない傾向
・内装やリフォームなど自由が利かない
・万が一の事があった場合の保障がない
・高齢世帯の新規契約のハードルが高い
メリット・デメリット、向き・不向きがあり、
誰にでも当てはまる方程式はありません。
重要なのは、
「どんな暮らしをしたいのか」今だけではなく将来を見据えて慎重に。
さまざまな視点から自分たち家族にあった暮らしを考えてみることが大切です。