#145 断熱等級と最低室温のめやす
木の質感の和モダン住宅
大きな屋根のお洒落な外観と
「無垢材×漆喰」の自然素材でつくる温かみのある室内。
どこか懐かしく、どこか新しい。
そんな住まいをご提案。
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理想の家づくりのためのお役立ち情報として
なるべくわかりやすく、かつ専門的に
プロの視点から様々な情報をお伝えしている#シリーズです。
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一年で一番寒い時期でもありますので
前回に引き続き、集中して断熱に関するお話を!
世界に遅れながらも
やっと新設された断熱等級5.6.7
実際には、どのレベルで程度の体感なのか
数字だけではわかりにくいですよね。
シミュレーション結果によるもので、
実際の室内温度を保証するものではありませんが・・・
暖房期の最低室温のめやすを一覧にしてみました。
これまでの最高等級は、「等級4」
目安でみてみると、最低室温の気温は8℃
暖房なしで朝起きたら8℃では、温かいとは言いにくいですよね。
上の表で「参考水準」として
省エネ基準、ZEH、HEAT20とありますが
省エネ基準とZEHは国の制度
HEAT20は民間団体『一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱研究会』が設定した基準です。
日本における断熱研究の先駆者の研究者が集まって設立された団体で
国の性能レベルを押し上げて日本の水準を上げ安心できる住まいを増やすべく
これまで住宅の高断熱化に力を注いできました。
今回の断熱等級5・6・7の新設は
断熱等級を決めるにあたり
国が公式な基準として、この民間基準を認めたことになります。
また、断熱等級は住宅性能表示制度で示される住宅性能のひとつ。
住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に基づき
断熱性能のほかにも耐震性や維持管理など10項目に等級で表しているので、
誰にでもわかりやすく伝わり、
各自でも比較検討しやすくなっています。
これから家づくりを検討されるみなさまも
比較検討の参考にされてみてください。