#146 これからの家と光熱費のお話し
木の質感の和モダン住宅
大きな屋根のお洒落な外観と
「無垢材×漆喰」の自然素材でつくる温かみのある室内。
どこか懐かしく、どこか新しい。
そんな住まいをご提案。
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理想の家づくりのためのお役立ち情報として
なるべくわかりやすく、かつ専門的に
プロの視点から様々な情報をお伝えしている#シリーズです。
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ここ1年の世界情勢によるエネルギー価格の上昇によって
光熱費の上昇が家計や企業、世の中の隅々にまで大きな打撃を与えています。
紛争やコロナウィルスによる様々な影響
だけが原因ではなく
一方でこの状況は必然だという見方もできます。
コロナウィルスによるサプライチェーンの混乱や
紛争によるエネルギー価格の高騰はもちろんですが
そもそも、世界は毎年少しずつ物価上昇しています。
なので、エネルギー源の原油、天然ガス、石炭の価格は上がっていきます。
では、身近なところに視点を移して、
家と光熱費の問題で考えてみましょう。
日々上昇する光熱費。
電力会社の選択、契約プランの変更は見直せても
単価上昇は個々でコントロールすることは
残念ながらできませんよね。
ですが、使用量はどうでしょう?
コントロールできますよね。
光熱費(使用量)が多く掛かるということは、
熱=エネルギーをコントロール出来ていないことがそもそもの原因です。
熱のコントロール?
熱をコントロールするということは、
暖房が必要な時期は、室内の熱を逃さないことから始めるべきです。
要は「断熱」です。
今の季節、朝起きて寒いと感じているのであれば、
それは、おそらく断熱が足りていないのでしょう。
そして、日中の陽の光を室内に取り込めていれば、
昼は少しの光熱費で室内を暖かく出来ます。
これも断熱が十分で、
室内の熱を外に逃さないことが前提です。
夏は逆に、
断熱で暑い外気の影響を受けない室内の環境と、
太陽の光を遮る設計が快適な室内環境を作り出します。
わが社でも、
エネルギーに頼らずに快適な住空間を作り出す家づくりを勧めています。
高性能住宅と言ってもその性能は様々です。
わが社がお勧めする一定以上の高性能住宅であれば、
最近の光熱費の上昇ベースでも、
初期投資(新築時のコスト)分は15年もあれば解消出来ると考えています。
国の補助金や減税政策がここ数年厚くなっていることからみても
高性能で省エネで健康に暮らせる住まいへシフトする
社会的な流れが本格的に来ているようです。
断熱性が不十分な家で、大きなエアコンをつけ
電気代節約に追われて制限の多い窮屈で不健康な生活より、
十分な断熱性で、小さなエネルギーで快適に暮らすことが
今からのスタンダードになってくれると良いですね。