#127 家庭用蓄電池のお話し
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近年の日本は、地震や台風、大雨など大規模な自然災害の増加に伴って
停電のリスクも高まっています。
各家庭でできる備えとして
設置台数も年々増加して注目も集まっている蓄電池。
携帯やパソコンを始めとした通信手段やIT機器にとっても
電源喪失は死活問題です。
いざ停電となればスマホの充電すらできず、大切な連絡手段さえ断たれてしまいます。
自然災害対策として家庭用蓄電池に注目も集まっています。
防災月間でもある9月。
今回は、防災の観点からも蓄電池について知っていただければと思います。
蓄電池は、一定量の電気を充電して貯めておけて
電気を蓄えることで停電中でも電気を供給してくれる設備です。
充電できる電気の量は製品により異なりますが
停電などの非常事態で電力会社から
電気が供給されないときに役立ちます。
災害で停電のリスクが高くなっていることもあり
ここ数年で家庭で導入される方が大きく増加しています。
太陽光発電(モジュール)とセットなイメージが強いかと思いますが
蓄電方法は次のように2パターンあります。
・電力会社から電力を購入(料金を支払って)して蓄電
・太陽光発電で得た電気を蓄電
たとえば、「停電」が発生した場合、
備えがなければ電気製品が利用できません。
オール電化の住宅など、何も作動しなくなります。
エアコンなどの空調設備も使えないので
夏や冬なら体調を崩すなど健康面も心配ですよね。
そこで、家庭用蓄電池を設置していると、
蓄電池から電気を供給することができ、リスクを大幅に軽減できます。
家庭用蓄電池は単独でも使うことはできますが、
もっとも大きなメリットを生むのは太陽光発電システムとの併用です。
太陽光の売電価格は右肩下がりに低くなってきている昨今
電気は「自給自足」する時代へ向かっています。
太陽光発電の余剰電力を電力会社に買い取ってもらうよりも
家庭用蓄電池を導入して自家消費に切り替えるという
考え方にシフトしてきているのです。
家庭での蓄電方法は主に2つあります。
・家庭用蓄電池を設置する。
・EV(電気自動車)、
PHV(Plug-in Hybrid Vehicle:外部から電源をつないで充電できるハイブリッド車)への充電
※EVやPHVの電気を家庭で利用する場合は、V2H(Vehicle to Home)機器を導入が必要。
V2Hは、EVやPHVなどに搭載されている大容量バッテリーに蓄えられた電気を、
家庭用の電気に戻して有効活用するシステム。
現在はまだ、蓄電池自体の価格も高額ですが
今後、普及により価格も下がっていく見込みと言われています。
現状では
電気料金は右肩上がりで、
さらに、各家庭もれなく電気使用量に対して
再生可能エネルギー発電促進賦課金がもれなく加算されています。
自家消費分でまかなえれれば、
長期的ランニングコストも削減、停電リスクなど
メリットも大きいのではないでしょうか。