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#123 窓の方角 東西南北

木の質感の和モダン住宅

大きな屋根のお洒落な外観と
「無垢材×漆喰」の自然素材でつくる温かみのある室内。
どこか懐かしく、どこか新しい。
そんな住まいをご提案。

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理想の家づくりのためのお役立ち情報として
なるべくわかりやすく、かつ専門的に
プロの視点から様々な情報をお伝えしている#シリーズです。

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暮らしの快適さや家のデザインなどを左右する「窓」
窓の数や形だけではなく、採光や通風、大きさや役割はもちろん
窓からの景色がその家の一番の特徴になることもあります。

そんな窓は、太陽と密接に関係しています。
設置する方位によって、採光や通風に大きな違いが出てきます。

家づくりの大切な要素である窓について
各方位によるメリット・デメリットなど
風や光の特徴を簡単にご紹介します。

 

東の窓

メリット   午前中の明るさ(朝日) 光が部屋の奥まで届く
デメリット 光が鋭くまぶしい 午後の採光が弱い

朝陽が部屋に入り、明るくなっていくのは
なんともさわやかで気持ちがいいですよね。
東の窓は、午前中の明るさに優れています。

朝陽は非常に明るく、太陽高度からも室内の比較的深い位置にまで入るのが特徴です。
午前中の光があると嬉しい部屋には東窓が効果的です。
朝陽を浴びる事、朝陽を感じる事は
人間のホルモンにも良い影響を与え、
心や身体をより健やかにする手伝いをしてくれます。

冬の寒い朝も
太陽が顔を出せば、東窓から入る日射によって
室内に温かさをもたらしてくれます。

一方で、夏期は強い朝陽が室内に入ることで
室内の温度が早い時間から上がることも。

その他、デメリットとしては
午後~夕方には光量が減少しますので
その他の方向の窓とのバランスが悪いと
午後の時間、部屋が暗くなってしまうこともあります。

思いのほか朝陽はまぶしいので、
寝室に東窓を設ける場合、ベッドの位置などに配慮が必要です。
ほどよく明るく気持ちよい目覚めを意識した窓の位置が重要です。

 

 

西の窓

メリット    午後の室内の明るさ 光が部屋の奥まで届く
デメリット   夏の暑さ、まぶしさ 西日独特な明るさ

午後から夕方にかけての時間帯に、採光を確保できるのが西窓です。
暑い時期には、午前中は比較的涼しい風を室内に取り込むことが期待できます。

西窓は、太陽の位置が低くなっているため、光が室内の深い所にまで届きます。
午後~日暮れまで長く光が当たるため、
西窓がある部屋は、冬場は比較的暖かいのですが、夏場は暑くなりがち。

一方で、西日は、赤みを帯び、独特の雰囲気があります。
例えば海に沈む景色など、夕日が絵になる景色が
見える環境であれば別ですが、
どこかアンニュイであまりいい雰囲気とは感じないという人も少なくありません。
また、非常にまぶしい光でもあるので、家具などが焼けて色褪せるなど
生活光としては適さないことが多いのも西の窓の特徴です。

 

 

 

南の窓

メリット   採光性が高い 冬は室内を温める
デメリット 夏の陽射しで室内温度を上げる。まぶしい。

高い採光性があり、南向きの大きな窓に憧れる方も多いですね。
空間を明るくし、開放感やゆとりある空間づくりのポイントでもあります
庭に面した南向きの大きな窓で
カーテン無しで過ごせると快適な毎日になりそうですね。

メリットの多い南窓ですが
軒や庇などの工夫で日射をコントロールできていないと
まぶしすぎたり、日射で室温が上昇したりデメリットも生じますので
その点は注意が必要です。

 

 

 

東、西、南と説明してきましたが
北の窓については
魅力がたくさんあるので
また別の機会にご説明する予定です。

ご家族の暮らし方、お部屋の使い方、地域の風の特徴など
さまざまな要素に合わせて、窓のことも考えたいですね。

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