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#125 家づくりと洪水対策

木の質感の和モダン住宅

大きな屋根のお洒落な外観と
「無垢材×漆喰」の自然素材でつくる温かみのある室内。
どこか懐かしく、どこか新しい。
そんな住まいをご提案。

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ここ数年、大きな水害が続いています。
今年も東北地方をはじめ、
災害級の情報が何度も報道されていますね。

これから家を建てるなら
家族を守るためにもできる限り被害は少なくしたいものですね。

今回は、
水害から家を守るための方法について
お伝えしてみたいと思います。

 

 

まずはどんな土地に家を建てるのか
地域の特性を知ることが第一歩です。

 

 

地域によって洪水の被害が起こりやすい土地や
土砂崩れの危険性がある土地など、様々に違う特性を持っています。

このような地域の特性を知ると時に役に立つのが
自治体が出している「ハザードマップ」です。

 

福岡県の検索方法について
(洪水浸水想定区域図の浸水範囲、浸水深の検索方法)

 

洪水が起こる際は
・堤防から水が溢れる「外水氾濫」
・住宅地に降った雨水が下水などで処理しきれずあふれてしまう「内水氾濫」
というものがあります。

内水氾濫では川から離れた場所でも起こることもありますので
自治体に内水ハザードマップが出ているかも確認しましょう。
「川から離れているから大丈夫だろう」と思うのではなく
必ず、自治の情報を確認してみてください。

 

 

家づくりの際にどのような水害対策の方法があるか
と言えば、方法としては、おおまかに

・土地で水害対策をする
・家で水害対策をする

という2つの方法が考えられます。

 

■土地で水害対策をする
土地の高さが低いほど浸水する可能性が高くなるので、
「盛り土(※)」をして土地自体の高さる方法です。
※低い土地に土を盛って固め、平らな敷地や周囲より高い敷地を造成すること

道路よりも高い位置になるほど浸水の被害は受けにくくなり、
擁壁を作ることで土が流れ出ることも防止する役割も果たします。

注意点としては、地盤の面です。
盛り土部分は土が柔らかくなるので
地盤調査で地盤の弱い土地という判定が出やすくなります。
地盤改良が必要となると費用の負担が増すということになります。

 

■家で水害対策をする

基礎の高さを水が超えるかどうかというのが水の被害の目安となってきますので
基礎高さを上げる「高基礎」の家にするという方法があります。

木造住宅の場合は、基礎がコンクリートですので
水の高さが基礎部分迄であれば基本的に水の侵入を防ぐことができます。

この場合、工事費が割高になったり、
バリアフリー対策の場合スロープの設置が必要だったりと
負担額が増える要素があるのがデメリットですが
多くの場合、盛り土よりも少ない費用負担で済みます。
「床下の点検の時も通りやすくなる」「湿気対策になる」
「道路側などからの視線を回避できる」など
浸水対策以外のメリットも多いので比較的取り入れやすい方法です。

 

 

その他、土地は低く浸水の危険性が高い場所などは
1階をRCのガレージに、2階以上に部屋を作るなど
その土地土地の条件でいろんな対策が考えられます。

 

基本としては、まずはハザードマップを見て住む地域の浸水の可能性を確認し
浸水しても影響を受けない高さを確認したいですね。

 

近年の災害は想定を超える被害も多くなっています。
浸水対策をしていても想定を超えて浸水の被害が出てしまうこともあります。

家族を守るための住まいづくり。
この視点も大切にしながら家づくりをしていきたいですね。

 

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