#86 シンボルツリー”は住まいの象徴
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シンボルツリーとは、住まいのシンボルとなるような
樹木のことを言います。
建物も含めて、その家全体の雰囲気を大きく印象づける存在です。
その家を印象づけるものですので
どんな木を選んでも大丈夫です。
家族の好きな樹木であって
家の外観(ナチュラル系、和風、洋風など)と
調和するものがいいですよね。
家を建てる際、やはり外構も一緒に素敵にデザインすると
相乗効果で家の印象がグンと上がります。
家づくりの達成感もとても高いものになるでしょう。
では、ここで
選ぶ際のポイントを少しだけお伝えしておきますね。
①常緑樹と落葉樹のどちらを選ぶか
②樹高(木の高さ)などのボリュームが植える場所や建物の雰囲気に合っているか
③お手入れのレベル(自分でするのか、選定を依頼するのか)
※常緑樹は「一年を通じて葉がついている樹木」
代表的なものは、オリーブや椿、キンモクセイなどがあります。
冬でも葉があるので、年間を通して緑を楽しむことができ、目隠としても効果があります。
※落葉樹は「季節になると葉を枯らして落ちる樹木」
代表的なものは、桜やアジサイ、モミジなどがあります。
毎年新葉が美しく夏の木漏れ日や秋の紅葉など季節のうつろいを感じられるのが魅力です。
ただし、冬の落ち葉そうじが少し大変というのがデメリットです。
最低限、以上のことは、しっかりイメージしておくと
いいと思います。
植える位置で選び方や樹木の役割も変化します。
樹木を強い日差しを遮るために植えることもあったり、
それも、西日対策なのか、夏の陽射し対策なのか、
方角も関係してきます。
一方で、「お手入れが大変だから高くならない木がいい」
という声もありますが、木も生き物です。
生長を止めることはできませんから
1~2年に一回は剪定(せんてい)をご家族で楽しみにするのも
いいかもしれませんね。
庭の中心や玄関、門の近くに姿の美しい庭木があれば
家の魅力や外観が引き立ちます。
住まいと共にそこに暮らす家族と一緒に育っていくシンボルツリー。
成長を楽しめるよう、イメージを膨らませて
「どんな木を植えるべきか」をじっくり考えてみましょう!