#84 その土地で大丈夫? vol2 用途地域のこと
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前回に続き、家を建てるための土地のお話。
今回はのテーマは「用途地域」についてです。
23種類の「地目」と13種類の「用途地域」
がありますというお話を前回のブログでしましたね。
「用途地域」は都市計画法によって定められています。
地域が何に指定されるかによって、
建てられる建物の種類が異なるのです。
用途地域は13種類に分類されています。
大きく分けると
住居系用途地域・商業系用途地域・工業系用途地域
に分かれ、この中で、個人で家を建てる場合に関係するのは
「住居系用途地域」です。
住宅系用途地域は次の8種類。
・第1種低層住居専用地域
・第2種低層住居専用地域
・第1種中高層住居専用地域
・第2種中高層住居専用地域
・第1種住居地域
・第2種住居地域
・準住居地域
・田園住居地域
基本的に住宅を建てるのに適したエリアに
指定されているこれらの用途地域ですが、用途地域によって、
容積率や建蔽率、その他制限などが定められています。
また、建物に関する制限は住宅だけではありません。
用途地域ごとに建設可能な建物が違い、
学校や病院、マンションや店舗、パチンコ店やボーリング場など
が建つ地域も定められているのです。
ですので、現在はまだ建っていない、件数的に少ない場合でも、
将来的に周辺環境が変化していく可能性があるのです。
家を建てる=土地を持つ=資産を持つ
ということでもありますので
周辺環境による地価の変化、
騒音など環境に関する生活環境の変化、
それに伴う資産価値の変化など
いろんな視点から検討することも大切です。
様々な条件に左右される家づくり。
理想の家、叶えたい暮らしの実現のために、
まずは、しっかり暮らしのイメージを描いて
進めていくことが大切です。