#65 窓のこと

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明るく風通しの良い家であるために
に重要な役割を担う「窓」

室内に入ってくる光や風、
外観のデザインまで「窓」は左右します。

 

家づくりのご希望などお話を伺う際も
意外と窓に注目されている方は少ないのですが、
家づくりでは、とても重要なポイントになります。
今回は、基本の窓の種類についてのお話を・・・。

 

まずは「引き違い窓」

 

昔から多用されてきた
日本で一番ポピュラーな窓。
右左に動かして開閉するタイプの窓です。

どのような家にも
1つは引違い窓があるのではないでしょうか?

サッシが互い違いになっているので、
窓から外へ出入りしたい場所などに
使い勝手が良い形です。

 

一方で、引違い窓は使い方を誤ると
外観デザインに響いてしまい
安い建売住宅のような雰囲気を醸しがち・・・。

でもデザイン的に上手に使えば素敵になりますので
設計力やデザイン力が鍵になります。

 

 

次に「縦すべり出し窓」

窓枠の上下に設けられたレールに沿って、
窓を外側にすべり出させて開ける窓。
「ドアのように開ける」タイプの窓です。

 

最近では良く見かけますよね!
気密性が高く、
高気密・高断熱の家とも相性がいい
窓のひとつです。

 

この縦すべり出し窓は、
風が一番良く部屋に入ってくる窓
家の風通しのために大変重要です。

 

開けた窓ガラスが
「ウインドキャッチャー」と呼ばれ
風を捕まえる役割をしてくれます。

 

それによって、
本来は家の外側を通り抜けるだけだった風を
(多方向の風)家の中に取り込んでくれる
役割を果たしてくれます。

※引違い窓と縦すべり出しでは
室内への通風量は約10倍UPするというデータもあります。

 

この窓を、建物が建つ敷地の状況など
地域や近隣の状況に合わせて有効に使えているか
風が通る家になるか、風が通りにくい家になるか
「その家の快適さ気持ちよさ」に大きな違いが出ます。
窓の使い方次第で、その住宅会社や設計士の腕が分かる
と言っても過言ではありません。

 

 

次に「横滑り出し窓」

 

枠の左右に設けられたレールに沿って
窓を外側にすべり出させて開ける窓で
窓の上部が吊元になっています。

この窓は、
洗面やお風呂などの水まわりなどに
よく使われます。

水まわりでよく使われる理由は、
窓を開けたい角度を自由に調整できるから。

例えば、お風呂などでは
窓を少し開ければ、
お風呂の中が見えずに空気だけを入れ替える事ができます。

隣の家や隣接する道路などと視線の問題がある際は
配置次第でプライバシーを保ちながら
採光を取り入れられます。

 

また、窓の上が吊元になって開くので
雨が降っても多少の雨なら
中に雨が入ってくるのを防いでくれます。

洗面所やお風呂場など
換気のためについつい開けっ放しに
してしまいがちな場所には安心な窓です。

こちらも気密性が高く
高気密・高断熱の家とも相性がいい窓のひとつです。

 

次に「FIX窓」

窓を開ける機能のないはめ殺しの窓です。
FIX窓は主に“光を取り入れる“ ”外の景色を楽しむ”
ために使うことが多い窓です。

光を入れる窓として、
吹抜けの上部などにもよく使われていますね。

ガラス面が広く余計な枠が少ないので、
風景を切り取る「ピクチャーウィンドウ」として、
家の庭や坪庭などを楽しむる窓としても使います。

 

そのほかに
ルーバー窓や上げ下げ窓などもありますが
通風などを考えると縦滑り出し窓などの方が採択頻度は
高くなります。

 

ただ、洋風の外観にしたい時は上げ下げ窓を使うと雰囲気が出るので
洋風の外観でデザイン重視のところは上げ下げ窓、
見えない所は風通しを考えて縦すべり窓というように、
窓を使い分けしながらバランスをとって使っていくのも
ひとつの方法です。

予算面とのバランスもとりながら
窓の効果的な使い方で
自然の光や風の心地よさ、そして家の外観の素敵さも兼ね備えた
満足度の高い家をつくっていきたいですね。

この記事を書いた人

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