#56 コロナの影響⁉「ウッドショック」とは

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第4派と言われる新型コロナウイルスの感染拡大。
住宅業界では「ウッドショック」
と呼ばれる影響が広がっています。

「ウッドショック」とは
木材価格の高騰がもたらす背景や様々な影響”のことで
例えるなら、
1970年代に起きたオイルショックが近いかもしれません。

 

未だ終息の兆しがみえないコロナの影響。
世界的な経済や流通・生活様式の変化によって
構造木材の流通形態にも影を落としています。

住宅の原材料の約7割を輸入に頼っている日本では、
多大な影響が出てきているのです。

 

価格だけの問題であれば、
まだなんとかなるかもしれませんが
「モノが無い」という状況は大変厳しいものがあり、
“木造住宅”が中心の日本の住宅業界への影響は
日に日に深刻化しているのです。

 

ウッドショックの主な原因は 2 つ。

・世界的に建築需要が高まってしまったこと
・木材を運ぶためのコンテナが不足してしまっているということ

加えて、
巨額の経済対策により金余りが起きている“米国”
早期から経済活動を再開した“中国”
による木材が買い占めの影響で
日本国内には輸入材がますます入らず、
不足の長期化を招いているのです。

 

テレワーク(在宅勤務)の急速化、拡大化によって起きている
「郊外に家を建てる」というライフスタイルの変化は
(脱アパートメント・仕事のために都心に住む必要性がなくなる状況)

世界的なブームでもあるのです。

米国では特に、歴史的な低金利政策により
米国住宅ローン金利も超低金利となって、
都心のアパートメントから郊外の住宅購入への意識が
加速していることも大きいと言われています。

物的な面、流通面、金融面など様々な側面で
国力のある米国と中国が中心になっているため、
日本は影響を大きく受けてしまっているのです。

 

正直、この状況がいつになったら落ち着くか、
現在のところ、だれにもわかりません。

ですが、
過去のオイルショックもしかり
去年のマスク騒動にしても、ドラッグストアに長蛇の列も
現在は、コロナ前より高機能な製品が適正な価格で
いつもでどこででも買える状況になりました。

いつか、そう遠くない未来に「供給は安定する」
と信じたいものです。

今回のウッドショックを受けて、
衰退した日本の林業を立て直す必要性も重視されています。
人材育成や環境の整備、様々な優遇措置などが今後整っていけば
コロナ前よりも良い状況に変化する可能性も示唆されています。
ピンチはチャンスになるといいですね。

 

現在、家づくりを始めようと思われている方、
検討中の方は、工期や予算に影響する可能性がありますので
早め早めの準備や相談をお勧めします。

コロナもワクチン接種が進みだせば、
この1年程停滞した状況も変わってくるでしょう。

このウッドショックも、早く落ち着くことを願うばかりです。

この記事を書いた人

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