#44 「雨水枡」と「汚水桝」敷地の中の様々な排水のこと

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#43 庭の水はけ問題  に引き続き
今回は様々な排水事情について簡単にお話します。

家が建つ敷地の中には
暮らしの中で出る「様々な排水」を
敷地外へ出す仕組が必要になります。

 

その排水の経路は大きく次の2種類に分けられます。

「雨水」屋根からの雨水が雨樋を通って地面まで降りてきたもの
「汚水」生活する中で出てくる汚れた水

このような敷地内から出た排水については
敷地外の水路や公共の設備へと排水する配管が必要になりますが
その為に必要になるのが「雨水桝」と「汚水桝」です。

『雨水桝』について

雨水桝とは、屋根から雨樋を伝って降りてくる雨水を排水するための
雨水管に設置される桝。

雨水をどのように処理するかは自治体によって
ルールが決められている事が多いです。
例えば・・・

・外構にそのまま流す
・雨水枡を設置し雨水管に流す
・浸透枡を設置する

などの処理方法があり、
雨水管を分岐する場所にはメンテナンス用のマンホール蓋が
設置されます。

 

 

『汚水桝』について

汚水桝とは、生活の中で出た排水を流すための
汚水管の分岐点に設置される桝です。

汚水が発生する場所は様々あって
・キッチン(食洗機)
・洗面台
・お風呂
・洗濯機
・トイレ(手洗い)
・外部水栓 などがありますね。

汚水の処理方法として一般的なのは「公共下水」に流す方法
地域によっては「合併浄化槽」を使う方法になります。

自治体で公共下水道を整備している地域は、敷地内から出した
汚水管を指定された下水管に接続して汚水を流すことになり
この場合、水道料金のように、日々の下水料金が発生することになります。

公共下水道が整備されていない地域は
敷地内に合併浄化槽を整備する場合が多いようです。

合併浄化槽は敷地内で発生する汚水を一旦綺麗に処理し
そこから処理水を敷地外へ流すためのシステムです。

合併浄化槽を使うとしても汚水管は必要になり、
配管が方向転換する場所に必ずメンテナンスの為の
マンホール蓋が設置されます。

 

なにげなく当たり前に生活を送っている毎日ですが
このような様々な仕組みの中で便利で安全に生活ができていることを
家づくりを始めてみて改めて実感することも多いかと思います。

 

なお、雨水桝などの配置に際しては
ハウスメーカーによってはオプション工事として
別途お金が掛かるところも多いようです(20~30万程度)

このように必要な工事がオプションで追加されるような形になっていると
当初の予算からどんどん金額が積みあがる!という事も多いもの

家づくりといえば、仕様や間取りに気持ちが行きがちで
今回のような地味な話は、気付きにくい部分かもしれません。

思わぬところで予算が上がってしまって
新築の家で叶えたい大切な何かをあきらめることが起きないように
したいものですよね!

一軒の家が完成する迄に必要なすべての予算・費用は
予算にきちんと組み込まれているのか、オプションになっているのか
しっかりと確認、他社と比較をされることをお勧めします!

 

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