#18 設計プランと家事動線
理想の家づくりのためのお役立ち情報として
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今回は「動線」についてお伝えしてみようと思います。
動線とは「人が動く線」
部屋数や広さといったことは、広告を見たときにすぐに目に入りますよね。
でも、そういった情報として目に入らない、見落としがちなのが
この「動線」です。
その動線の中でも、「家事動線」が実際に生活する上で、
かなり重要なポイントになってきます。
暮らしやすさや家事の時短、日々の小さなストレス軽減に
おおきく影響しているのです。
・キッチンで料理や洗い物をする。
・洗濯をした後、洗濯物を運んで干す場所。
・取り込んでたたむ場所。
・お風呂やトイレのの掃除…。
などなど、毎日の家事をこなしていく上で、
かなりのボリュームを占める大切なポイントになります。
想像してみてください・・・。
動線が悪くて、スムーズに行かないことがあるとします。
都度「イラッ」とするとして、それが一日に2回起こるとします。
それを毎日積み重ね、1年間で2×376日=730回・・・。
このストレスが生まれないだけで
毎日の生活って変わる気がしませんか?
最近は、家事はママだけのことではなく
家族全員が協力して参加するという
意識に変わってきました。
家事動線の良し悪しは、大人だけでなく、
小さなお子さんも含め家族全員が
家事に参加しやすくなるか否かを決めるんです。
家事動線を上手に設計・プランされているかどうか、
今考えている条件や物件をしっかりと見極めましょう。
判断するコツは…
実際に平面図をみてシミュレーションすることです!
その際には、作業する場所に作業する人が立った時の奥行き・幅などもチェックしておくことが重要です。
具体的には
・人が立った時に通路(動線)をふさがないか?
・1つの動線に主要な家事をする場所があるか?
・回遊できるか?
というように生活パターンを想定して、
鉛筆などで図面上に線を描いてみましょう。
とは言っても、家事や日々の生活の流れなど多岐に渡るので
全てを網羅できない場合もあります。
その場合は、優先順位を決めて、
「これだけは絶対に譲れない」ポイントも考えておきましょう。
そのほかにも、
日常の生活で良いポイントや困っているポイントを書き出して、
計画の時に漏れのないように整理しておかれることもお勧めします!
ご家族ごとに生活スタイルは百人十色。
このほかにも、家事を効率よくするポイントはたくさんありますから
ご自分たちの生活スタイルにあった計画をプロと相談しながら
楽しく見つけていきましょう!