#13 クローゼット広さだけで選んでいませんか?
理想の家づくりのためのお役立ち情報として
なるべくわかりやすく、かつ専門的に
プロの視点から様々な情報をお伝えしているブログです。
ご質問・お問合せは
ぜひメールでお気軽にリクエストください!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回のテーマ「クローゼット」について考えます。
新築計画の際に、ウォークインクローゼットを多くの方に要望されます。
ウォークインクローゼット=広い収納というイメージであこがれてました♪
と言われる方が多いです。
人気のウォークインクローゼットですが、
ただ広いだけで納得していては、もったいないんです。
広いはずなのに、デットスペース部分が多くて
収納量はさほど多く入らない!!ということもしばしば。
収納計画をちゃんと考えて進めることが大切です。
無断なスペースを作らないポイントは・・・
効率よく設計すること。
例えば、
左右セパレートに棚を配置する場合や、コの字型に棚を配置する場合、
通路になる場所が必ず出来ます。
そのスペースは人が横を向いたり、振り返ったりできれば良いので、60㎝もあれば十分。
だけどもう少し狭く作れるかも検討!など配慮をきかせるということです。
また、最近私がよく提案し、多くの方に好評をいただいているのが
「オープンクローゼット」です。
これは、ウォークインクローゼットや普通のクローゼットに
ドアを付けない手法です。
収納へのアクセスを良くするとなどメリットが多い手法です。
他にもメリットとして
・見える(視線)から自然と片付けるようになる
・ドアを開けるストレスが無いからすぐにものをしまう
・部屋からの延長でサクッと掃除機をかけられるので、クローゼット内も清潔
・湿気や臭いがこもらない
など生活にプラスになるポイントがいろいろあります。
丸見えになるんじゃないかという心配をされる事もありますが
もとプライベートスペースに設置するパターンが多いもの。
廊下やリビングとつながる出入り口からの視角さえ考えれば、
プライバシーは保てます。
「効率よい収納設計」というのは、
担当者や設計士がお客様の要望はもちろん
たわいない会話の端々から、経験と想像力をもって
ご家族の生活スタイルに寄り添った収納計画を作ることです。
設計側の心遣いが見える所でもあります。
ご家族の家族構成やお子さんの性別や年齢、趣味やスポーツなどによって
収納したい物や量も様々です。
住宅選びの際には、収納の広さだけに惑わされることなく
実際の生活に合うかどうかをシュミレーションしてみることをお勧めします。