#4 建物とエネルギーの関係

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今回のテーマは「建物とエネルギーの関係」

多くの住宅会社がCMでも「高断熱」をアピールしていますね。

実際、なんで高断熱住宅が求められているのか?
高断熱にする必要があるのか?
実は、住まう人のメリットだけではない
私たち住宅業界の使命にもつながるその理由を紐解いていきます。

 

「高断熱住宅は省エネで快適で健康に暮らせます!」と
購入者のメリットとして住宅メーカーから売り込まれませんか?

主なメリットとして言われているのはこのようなことでしょう。

①省エネ … 冷暖房費が抑えられるという
②健康  … 家中の温度が一定化し、ヒートショックなどの
健康被害のリスクが軽減される
③建物の耐久性の向上… 構造体部分の結露(壁内結露)が無く、
耐久性能が上がる
④開放的な間取りが出来る

このように高断熱住宅は
“建物から熱を逃がさない”ことで、様々なメリットを生み出しています。
それは、結果として・・・

    →“エネルギーを封じ込られる”
    →“無駄なエネルギーを消費しない”
    →“化石燃料の輸入を抑える”
ということに繋がり・・・

「建物とエネルギー」の問題そして
「国のエネルギー政策」につながっているのです。
マクロな視点では高断熱住宅を選択することが、
環境を守ることに繋がっているのです。

国際的な視点でみると、
建物の高断熱化の先進国であるEU(欧州連合)では、
熱(温度)=エネルギーだという考え方が常識になっています。

EUでは、石油や天然ガスといった化石燃料を輸入することによって、
経済が産油国へ流出してしまうことを止めるための一つの方策として、
建物(=建物全て)の高断熱化を進める、という考え方なんです。
日本の住宅業界においてもこの流れの中で高断熱住宅が推奨されているのです。

では、実際にどのレベルだと高断熱住宅だといえるか私の経験でいうと・・・
(あくまでも私の経験値で、九州・福岡エリアの場合)

・UA値(建物1㎡あたりの平均熱還流率)が0.56kwh/㎡くらいから
・Q値(熱損失)で表現すると1.9kwh/㎡以下くらい

このような数値を目安に検討されるといいと思います。

もちろん、住まう側に大きなメリットがあるので、
私は高断熱住宅をお勧めしますが
お施主さまのその選択が、実は、国の政策にも、世界の環境対策への貢献にまで
つながっているということも心に留めていただけたらと思います。

この記事を書いた人

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